July 29, 2009, 11:27 am
Posted by:ck
Category: 映画
バルセロナ

woody allenの映画は、結構見ている。
数えてみたら、25本以上は見ていた。
何がいいって、会話がいい。
音楽がいい。主人公の住んでいる家がいい。食事のシーンがいい。
最新作の"それでも恋するバルセロナ"も、先に記したカテゴリーで、すべてハイスコアをマーク。何気ない会話にも深い意味が盛り込まれていて、映画を観てから何日も、いろんな場面のいろんな台詞が頭の中を往来しているのだ。
さらに重要なポイントは、どの登場人物についても、長所と欠点が丁寧に描かれている。だからだろうか、確かにこんなことあるよねえ、と無理なく思えてしまう。

プロットが見え見えで、ヒーローと悪人の区別が白と黒のようにはっきりしている映画が多い中、woody allenのつくる映画にどうしても惹かれてしまう。
子供とか動物を使わなくても泣ける映画はきちんとつくれるという、見本。

myspaceのページ、少し新しくしてみました。ビデオも見れます。
良かったら、のぞいてみて下さい。
www.myspace.com/yongen

今日の絵は、バルセロナのイメージで。


July 15, 2009, 12:49 pm
Posted by:ck
Category: 音楽
Housse de Racket

散歩途中で立ち寄ったA.P.C.,そこでとんでもない音楽がかかっていた。
聞けば、オーナーがサポートしているバンドだとか。

YONGENも、ロンドンではAgnes Bが、ファッションウイーク開催中はブティックで音楽をかけてくれたり、映画のプレミアショーで招待客に配ってくれたりもしてくれた。こういう洋服ブランドの音楽に対するありがたいサポートは、これからますます重要になってくるに違いない。

話はA.P.C.で聞いたバンドに戻るが、バンド名は、HOUSSE DE RACKETです。
とにかく、vivid。とてもいい感じでFrench。ノリがオリジナル。
Airを初めて聴いた時の衝撃に似ていて、音もビジュアルも、とにかく面白い。
バンドと言っても、二人組。Air, Daft Punkも二人だし.....フランスは凄いduoの産地らしい。
なぜだろう?

"Oh Yeah"という曲のvideoも必見。

写真を載せたかったのですが、多分著作権の問題があると思うので、かわりにby YONGENのビデオのひとコマから。

July 8, 2009, 10:16 am
Posted by:ck
Category: 日々のこと
七夕

昨日は、七夕。
そして、満月。

窓から見える月に一夜限りの橋がかかっていました。

July 7, 2009, 5:14 pm
Posted by:ck
Category: アート
森美術館に行く

やめればよかった。ああ、後悔。
六本木ヒルズの建物に着き、チケット売り場に並んだ時から少し嫌な気分に。
もうやめよう、と何度も言いかけたが、どうしても”万華鏡の視覚”というexhibitionのタイトルが気になる。
しばらく並んでいると、チケットが”美術館+展望台、という設定になっていることに気付く。しかも、美術館のみ、は購入できないと言う。なぜ?と聞いても説明もなく、ここで、かなり嫌な気分に。
しぶしぶチケットを購入し、エレベーターに向かう。ここで、警備員風のオジサンがチケットをチェック。まだ2メートルしか歩いていないのに、もう?
それでも、まあいいやと自分に言い聞かせ、さらにホールに向かうと、今度は制服を着た女性が制する。そして、またもやチケットをチェックすると言うではないか。警備員のおじさんから、まだ3メートルも歩いていないのに。しかも、広いエレベーターホールの手前で止められ、狭い通路でエレベーターの到着を待てと言う。何のためのホール?と思い始めたら、かなりかなり嫌な気分に。
それでも、それでも、exhibitionが見たいわたしたちは、無言で53階に。
ようやく美術館の入り口に到着。そして、guess what?
”チケットを拝見します”の声。しかも、嫌な雰囲気に拍車をかけるような愛想の悪さ。
さらにエスカレーターで上階に行き(これもよく理解できなかったが)、やっとやっとTracy Eminの作品が目に入る。しかし、小さなneon tubeの作品ひとつで、Tracyはおしまい。

結論から言うと、ここで帰れば良かった。
作品ひとつひとつがどうという以前の問題だ。展示の仕方もひどいし、薄汚れた壁と床の間には隙間が空いているし、照明も良くない。
とにかく、”万華鏡の視覚”というタイトルがどこから来たのか、皆目見当もつかない。
見終わって、かなりかなりかなり嫌な気分に。

入場料が勿体ないと後悔するがあまり、展望台に行くことにした。
展望台とは名ばかり。要するに53階のフロアーから見える東京の景色にお金を払えというわけである。しかも、もっと上の展望台というのがあって、そこに行こうと思えば、さらに600円払わなければならない。

美術館という体裁を取ってはいるが、どうやらここにはアートより大切なものがあるらしい。
もう二度と行きたくないcktkです。

July 3, 2009, 2:02 pm
Posted by:ck
Category: 映画
The Diving Bell and the Butterfly

今朝は、wowowで映画”The Diving Bell and the Butterfly”をみてしまった。本当は朝の8時から映画だなんて、許されるはずがない。かと言って、見過ごすこともできない。そもそも、どうしてこんないい映画を、誰も見ない朝の時間帯に放送するのでしょうか?

あれは何年前だろうか。タイトルを初めて見た時から、引きつけられてしまった。
潜水服と蝶々?同タイトルの、フランスでベストセラーになった本に基づいている。映画を監督したのは、ジュリアンシュナーベル。
彼のつくる映画って、とても美しく、切ない。ものづくりの過酷さと、哀しみ。これが、彼にとってのテーマらしい。一本目の映画の主人公が絵描き。二本目は、詩人。そして、この映画では肉体の機能を奪われた花形編集者。

ジュリアンシュナーベルって、昔割れた皿をキャンバスにくっつけるアートで彗星の如く登場し、アート界のスーパースターとなってからは、映画、本、ホテルの内装まで幅広く手がけている。
でも、わたしにとっては、映画の人。映画を撮るようになってから、俄然見方が変わりました。ついでに言うなら、映画の中の音楽の趣味も、最高です。
”The Diving Bell and the Butterfly”の中でも、一押しの音楽的名場面があるのですが、テレビだとまるで伝わってこない。
Edgeのギターの音とオープンカーに乗った女性の長い髪、この2つの要素だけで成立してしまう感動のカット。しかし、ギターの音が映画館で観た時と全然違って聞こえるのは、一体なぜ?


写真は、映画とは関係ないのですが、次回作の中の一枚。 

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亀井登志夫と亀井知永子のユニットyongen。tkが曲をckが詞を書く。 長いロンドン生活にピリオドを打ち、東京に帰ってきた。 日々の暮らしの中から生まれるyongenの音楽。

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